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 そのソランスに迫ったのが地元のエース、アルミンド・アラウージョ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)で、ERCよりポルトガル国内選手権をターゲットに据える大ベテランは、土曜午後からペースアップして総合3番手とすると、今季よりWRC世界ラリー選手権に倣う形で各イベント最終SSに導入される“パワーステージ”で躍動。

 2番手ながら土曜午後からセットアップに苦しみ、スリッパリーな路面となった最終SSでは「ほとんど制御不能」とまで表現したゲオルグ・リンナマエ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)を捉え、最後の最後で3.8秒の大逆転を決め、総合2位を奪いとった。

 その背後となる総合4位には、最終日のインターカムとポップオフバルブのトラブルにもかかわらず、ふたつのSS最速タイムを記録したハビエル・パルド(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が入り、若手ドライバー対象のERCミシュラン・タレント・ファクトリー登録メンバーで最上位に。

 SS17でクラッシュを喫してリタイアとなったシモーネ・テンペスティーニ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)に代わり、同じくイタリア出身のアルベルト・バティストーリ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が続くトップ5となり、ヒュンダイ・ポルトガルのエースとして新型マシンのセットアップに集中したブルーノ・マガラエス(ヒュンダイi20 Nラリー2)が6位に入った。

 引き続き2022年ERC第2戦は同じくポルトガルでのダブルヘッダー戦が予定され、約2週間後の3月26~27日にサンミゲル島を拠点とする名物イベント、アゾレス・ラリーの開催が予定される。

スリッパリーな路面となった最終SSでは「ほとんど制御不能」とまで表現したゲオルグ・リンナマエ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)は総合3位
ポルトガル国内選手権をターゲットに据えるルミンド・アラウージョ(シュコダ・ファビアRally2 EVO)がさすがの貫禄を披露した
「僕らは一貫していたし、このラリーに対して準備をする時間が充分ではなかったことを考えれば、結果には非常に満足しているよ」と、勝者ニル・ソランス(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)

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