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 ヌービルは、午前中の4ステージを終えてトップから12.5秒差の2番手につけていたが、ヒョンデi20 Nラリー1のオルタネーターベルトが2度にわたって破損し、リエゾン(移動区間)でマシンがストップしてしまった。

 このためヌービルとコドライバーのマルティン・ウィダグは、TC(タイムコントロール)までの残り800mをマシンを押して行くことに。結局、彼らは4分遅れでTCに到着したため40秒のペナルティを受け総合4番手に順位を落としてしまう。

 しかし、日中のサービスを経て臨んだ午後のループでは、1日の最後のステージとなったSS8でベストタイムを記録するなど、ふたたびスピードを発揮し2番手に返り咲いている。

 そんなヌービルのチームメイトであるタナクはSS7でのパンクが響き、僚友から19.3秒の後れを取り総合3番手で初日を終えた。タナクと3.3秒差、僅差の総合総合4番手はMスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1)、そこから1分以上離された総合5番手にはオリバー・ソルベルグ(ヒョンデi20 Nラリー1)がつけている。

 総合6番手には序盤に、2度のパンクでタイムを失ったエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)がつけ、勝田貴元が7番手で続いている。

 トヨタの3台目のマシンを走らせるエサペッカ・ラッピ(GRヤリス・ラリー1)は、SS1でコースサイド脇の岩に激突。サスペンションを壊しデイリタイアとなった。

 また、4台中3台が初日リタイアとなったMスポーツ勢では、ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)とガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)が3回のパンクに見舞われ、両名ともスペアタイヤを使い切りデイリタイアに。チームメイトのアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)はSS3のスタート直後にクラッシュを喫し、この際のダメージがフレームにまで及んだため再出走が不可能なことがアナウンスされている。

 WRC2クラスに参戦している福永修(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)もSS1でクラッシュがありデイリタイアを喫した。

 クロアチア・ラリーの競技2日目は、初日と同様に4本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行するスケジュールで行われる。4本中3本のステージは、デイ1と同じくザグレブの南西エリアが舞台となるが、SS11と再走ステージのSS15は西に大きく移動し、アドリア海に面したリエカ近郊で実施される。SS9~16の合計距離は116.98km、リエゾンを含む1日の総走行距離は774.86kmだ。

クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第3戦クロアチア
クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第3戦クロアチア
オリバー・ソルベルグ(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第3戦クロアチア
オリバー・ソルベルグ(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第3戦クロアチア
勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第3戦クロアチア
勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第3戦クロアチア

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