更新日: 2022.05.21 14:04
TOYOTA GAZOO Racing WRT 2022年WRC第4戦ポルトガル デイ1レポート
WRC 第4戦ラリー・ポルトガル デイ1
古都コインブラの市街地ステージでラリーがスタート
トヨタGRヤリス・ラリー1は全車順調に初日を走り切る
5月19日(木)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・ポルトガルが開幕。古都コインブラの市街地でオープニングステージとしてスーパーSSが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1 1号車)が総合5番手に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合6番手に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合9番手につけ、チームの全選手が順調にラリーをスタートしました。
新時代ハイブリッドラリーカー、トヨタGRヤリス・ラリー1にとって今シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントである、ラリー・ポルトガルは、今年もポルトガル北部ポルト近郊のマトジニョスにサービスパークが置かれ、4日間に渡って競技が行われます。その初日となる19日(木)のデイ1は、午前中にマトジニョスから約44km離れたグラベルロードでシェイクダインが行われ、チームの全ドライバーがステージを3回走行。昨年のこのラリーの勝者であるエバンスがベストタイムを記録し、オジエは7番手タイム、今シーズン二連勝中のロバンペラは8番手タイムでした。
その後、マトジニョスから南に約120km離れた古都コインブラの中心部で、セレモニアルスタートに続き午後7時過ぎからSS1“コインブラ”がスタートしました。市街地の一般道を閉鎖して作られた、全長2.82kmのターマック(舗装路)ステージを、全ドライバーがグラベル仕様のセットアップとグラベル用タイヤで走行。トヨタGRヤリス・ラリー1は全車が順調にステージを走り切り、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションからトヨタGRヤリス・ラリー1で出場の勝田貴元も、総合7番手で初日を走り終えました。
■コメント
●ヤリ-マティ・ラトバラ(チーム代表)
「ファンの皆さんのために用意されたスーパーSSで、ふたたびこのような形でラリーをスタートできたのは素晴らしいことです。ただし、ドライバーにとっては決して簡単なステージではなかったと思います。なぜなら、ミスをしたくはないですが、タイムも多く失いたくないので、そのバランスを見つけるのが難しいのです。だから、我々のドライバーたちが問題なく今晩のステージを走り終え、タイム差もあまりつかなかったことに満足しています」
「今朝のシェイクダウンは、グラベルステージで初めてトヨタGRヤリス・ラリー1がライバルとタイムを競いましたが、そこでエルフィンが最速タイムを出してくれたことは心強く、この週末を良いペースで走ることができそうだと自信を持ちました。明日は全選手の実力が判明するエキサイティングな一日になるでしょうし、日中のサービスが設定されていないことも大きなチャレンジになると思います」