更新日: 2022.06.05 12:53
トップ走行中にクラッシュ「飛ばしていたわけではなかった」とラッピ/WRC第5戦 デイ3後コメント
Translation:AKARAG
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイリタイア
「金曜日の技術的なトラブルに落胆してから、僕たちの午前中の目標はラリーに出て大いにプッシュし、楽しむことだった。アグレッシブなタイヤ戦略を立て、オープニングステージは全力で進んだ。タイヤの感触は良かったし、最初のふたつのタイムは興味深いものだったよ」
「だが、残念ながら3つめのステージで限界を超えてしまった。低速の右カーブで足を取られた。ブレーキが遅すぎたんだ。土手に乗り上げてマシンをひっくり返してしまった。僕たちは進み続けたが、最後までたどり着けず、今日はリタイアせざるを得なかった」
「僕たちのラリーは基本的には昨日で終わっていたが、戦いは続けたかった。自分たちのためだけでなく、いつも素晴らしい仕事をしてくれるチームとメカニックたちのためにだ。とくに不可能を可能にしようというときは、リスクがあることは分かっていた。明日ラリーに戻るが、パワーステージで最大のポイントを獲得するために、全力を尽くすよ」
●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合首位
「今日はとても良かったね。走行中のフィーリングは最高だったし、物事をコントロールできた。正直なところ、これほどの走行ができたのは随分久しぶりのことだ」
「コンディションが暑くなると少しチャレンジングになった。とくにランチタイムにね。それ以外では道路はしっかりしていた。楽しかったよ。午前中の最初のステージでは、エサペッカ(・ラッピ)がまだ戦っていて、僕たちは激しくプッシュした。良いスタートを切りたかったんだ」
「その後、僕たちは徐々にスローダウンしていったが、タイムは出続けていた。良いフィーリングとリズムに乗っていれば、そうなるものなんだ。いくつか操作性の問題が出た時もあったが、気温に関係しているようだった。涼しくなるとまた良くなったからね」
「以前このポジションにいたことがあるが、まだあらゆることが起きることは分かっている。フィニッシュラインを越えるまで終わりではないよ」
●ダニ・ソルド(#6 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合3番手
「最後に無事にここまでこれたのは、幸運のおかげもある。今日はひやっとした瞬間が何度かあったんだ。今日は僕たちにとって複雑な1日だった。滑りやすいステージではいくらかタイムを失った。この点に取り組む必要があるね」
「2回目の走行は全体的に順調だった。SS16ではスプラッシュで問題があった。少々速いスピードで入ったら、クルマの中に水が入ってきたんだ。一瞬、そこで止まることになるかと思ったけれど、ありがたいことにエンジンが再始動したので、ステージを完走することができた」
「2回目の走行でのクレイグ(・ブリーン)とのバトルは素晴らしかったが、彼は本当に順調な1日を過ごしていて僕たちより速かったから、彼を捉えるのは難しいだろう。ましてや明日はそれほど距離がない。トラブルなしで戦いたいと思うし、ルーベを後ろに抑えておきたいね。ラリーの最後まで幸運が続くかどうか見てみよう」