彼の後ろ、総合3番手はダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)で、両者のギャップは20.8秒だ。ルーベはそこからさらに25秒後方のポジションとなり自身初の表彰台が遠のいてしまった。
一方、デイ2を総合8番手で終えた選手権リーダーのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、SS17でフルモーが消えたこともあり、この日3つ順位を上げてトップ5入りを果たしている。
勝田も前日から順位をひとつ上げたものの、ウォータースプラッシュ区間でフロントにダメージを受けペースダウンを余儀なくされた。このためトップから4分弱、ロバンペラからも約1分30秒遅れている状況だ。総合7番手にはガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)が続き、同8番手はWRC2クラスリーダーのニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)がつけている。
デイ2でトランスミッションのトラブルに見舞われたティエリー・ヌービル(フォード・プーマ・ラリー1)は前日からの挽回を目論んでいた。しかし、彼のマシンはSS12でロールするクラッシュに遭い同ステージでデイリタイアとなった。
また、前日のデイリタイアから再スタートを切っていたトヨタのエルフィン・エバンスも、SS16でトヨタGRヤリス・ラリー1のリヤサスペンションにダメージを受け、ふたたびデイリタイアを喫している。
デイリタイア組の再出走が見込まれる5日(日)のデイ4はSS18~21が行われ、選手たちはアルゲーロのサービスパークを起点に島の北部で2本のグラベルステージを各2回走行する。このうち最終SS21は、ステージトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスポイントが付与される“パワーステージ”となっている。4本のSS合計距離は39.30km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は192.31kmだ。


