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 今季初めてリタイアに終わった勝田は、「ラリー初日のSS3で、クルマを立木にヒットさせてしまいました。走行できなくなりレグ離脱を余儀なくされましたが、チームの皆さんが長時間にわたる修復作業を頑張ってくれたおかげで、再出走が可能になりました。修理してくれたチームの皆さんには心から感謝していますし、その想いに応えたいと強く感じました。最終日は全開でアタックすることで、貴重なデータを持ち帰ることができました」と語った。
 
 また、コメントの最後には「眞貝選手が自己最高位の2位を獲得したこともうれしいニュースでした。眞貝選手、安藤選手おめでとう!」とチームメイトのポディウムフィニッシュを祝福した。

 この他、TOYOTA GAZOO Racingの濱田賢三・眞貝車担当メカニック、石川達エンジニア、GR Garage高崎ICからメカニックとしてモントレー2022に参加した川津英人メカニックのコメントは以下のとおりだ。

●濱田賢三(眞貝号メカニック)

「昨年から眞貝選手の車両を主に担当していますので、今回の結果はとてもうれしいですね。もともとはエンジン関係の部署にいたため、エンジンまわりについては両車とも担当しています。今回のラリーでは熱の問題について改善提案し、そのデータを実戦で得ることができました」

「今回はサービススケジュールの変更や、勝田選手の車両修復作業など、普段のラリーとは異なる部分も多かったのですが、チームの先輩から学んだ予測と準備の大切さを活かして取り組み、大きな問題なく業務を達成することができました」

SS3でクラッシュを喫した勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー) 2022全日本ラリー第5戦モントレー
SS3でクラッシュを喫した勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー) 2022全日本ラリー第5戦モントレー

●石川達(エンジニア)

「普段はシャシー設計部でブレーキの設計を担当し、GRMNヤリスの開発にも携わっています。今回、ラリーチームに初めて参加しましたが、楽しくかつ真剣に競技と向き合っているメンバーの姿が非常に印象的でした」

「また、我々が開発したクルマが走る姿を見るのはとてもうれしいですし、多くのお客様に受け入れられていることに感謝しています。ラリーではサーキットよりブレーキに厳しい局面があることも分かってきました。GRヤリスはもちろん、将来の量産車にも、こうした経験をフィードバックしたいと思います」

●川津英人(GR Garage高崎IC)

「今までラリーを直接見たことはありませんでしたが、自分の糧になればと思い参加しました。勝田選手、眞貝選手の車両のリヤまわりを担当しましたが、限られた時間で何をするか、ペース配分や作業工程の組み立て方は、店舗の作業にも参考になる部分が多かったです」

「勝田選手の車両の修復作業では、チームの皆さんはすべてにおいて行動が早く、責任を持って各パートの作業を行なっていて、車両が走れるようになった時には、ホッとしました」

「また、周囲の音が大きい場合でも、声かけなどを徹底して確実・安全な作業に重点を置いていたことが印象的でした。クルマをきちんと整備して、お客様を安全に送り出す点においては、店舗でもラリーでも同じことなのだと感じました」

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