エバンスも、雨の影響が少ないなかで走行したことでステージ暫定トップタイムを記録していたアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)を上回る2番手タイムを記録したが、最終ステージでの大逆転とはならず2位が確定。走行後には「ロバンペラに脱帽」とコメントしている。
総合3番手でSS24を迎えたタナクはステージ6番手タイムでフィニッシュし、3位表彰台を確保した。チームメイトのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合4番手に続き、パワーステージ5番手となりボーナス1ポイントを獲得した勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5位でフィニッシュした。
総合6位は最終ステージでアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)を逆転したエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)。フルモーは7位、総合8位にはWRC2クラスを制したミケルセンが入っている。
その他、オリバー・ソルベルグ(ヒョンデi20 Nラリー1)は暫定13位、Mスポーツのクレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1)が暫定総合26位でフィニッシュした。ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)はSS20で左フロントサスペンションを壊しリタイアに。SS21ではガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)が駆動系のトラブルでリタイアとなっている。
WRCの次戦第8戦『ラリー・フィンランド』は8月4日から7日にかけて開催される予定だ。


