また、ヒルボネンは昨年ランキング6位と低迷した同郷のラトバラの復活を期待しているとも述べた。
「2016年シーズンはラトバラにとって、難しい1年だったと思う」
「いくつかミスも犯したし、あのフォルクスワーゲンのマシンとは思えないくらい、マシントラブルが多かった」
「今年はチームを移ったこともあり、文字通りゼロからスタートだ。マシン開発に取り組みながら、ひとつひとつのラリーに集中していってもらいたい」
なお、今季のチャンピオン争いについて、ヒルボネンはオジエとMスポーツのコンビが最有力と考えているという。WRC現役時代、ヒルボネンはMスポーツで14勝を挙げている。

「(オジエのタイトル5連覇は)不可能ではないだろう」
「参戦する全チームが新規にマシンを設計するという状況はかなり久しぶりだけど、Mスポーツはいつも競争力のあるマシンを仕上げてくる」
「確証はないけれど、Mスポーツがチャンピオンになる可能性は高いだろうし、そう願っている。僕のキャリアにとってMスポーツと代表のマルコム(・ウィルソン)は大きな存在だからね」
「オジエが新しいチームにどう馴染んでいくのか、自分が開発に携わっていないマシンをどう乗りこなすのかも興味深いよ」