本格的な高速グラベルラリーがスタートする5日(金)のデイ2は、午前中にサービスパークの北側エリアで“ラウカー”と“ランカマー”という、ともに有名な2本のステージを各2回走行する。
その後、SS1“ハルユ1”のショートバージョンであるSS6“ハルユ2”と日中のサービスを経て、午後はユバスキュラの西側で“アッサマキ”と“サーロイネン-モクシ”という2本の定番ステージを2回ずつ走る。この日行われる9本のSSの合計距離は124.91km、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は528.01kmとなる。
ラリー・フィンランドの競技初日、デイ1を終えたTGR WRTドライバーのコメントは以下のとおりだ。
●エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1/デイ1総合6番手)
「ラリー・フィンランドはいつも素晴らしい雰囲気だ。このユバスキュラのオープニングステージは、その素晴らしい雰囲気の多くの部分を占めているが、ドライバーとしては明日から始まるハイスピードな森林ステージこそ重要だ」
「シェイクダウンでは、事前のテストと同じようなフィーリングを得ることができなかったが、オプションをいくつか検討し、序盤から自信を持って走れるようにしたい。このラリーは最初から全力で挑まなければならないので、明日どのような展開になるのか様子を見たいと思う」
●カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1/デイ1総合4番手)
「クルマはシェイクダウンの時からとてもいいフィーリングだった。森には多くのファンがいて、大勢の人が応援してくれていた。また、ハルユでラリーが始まるのも、とてもエキサイティングだし、多くの人が集まって本当にいい雰囲気だったよ。ドライバーにとってはトリッキーなステージだったけど、できるだけ楽しもうとしていた」
「シェイクダウンでは、最初に走った時からクルマのフィーリングは良かった。けれど、さらに改善するためその後いくつか調整を施して走ったんだ。もちろん、自分としてはすべてのラリーで優勝したいですが、チャンピオンシップのことも考えてクレバーに戦わなければならない」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1/デイ1総合7番手)
「素晴らしい週末になりそうな予感がする。最初のステージのハルユにも多くの観客が集まっていた。このステージは問題なく走り終えることが何よりも重要で、本当のドライビングは明日から始まる」
「僕はこのラリーを本当に楽しみにしていた。テストでクルマのフィーリングはとても良く感じられ、自信を持つことができたが、シェイクダウンでもそれは変わらなかった。何回走ってもいいタイムが出たし、とても自然に走れたのは素晴らしいことだから、明日の朝からのステージがとても楽しみなんだ」

