更新日: 2017.01.23 11:30
WRC:トヨタ、復帰初戦で表彰台。マキネン「我々にとっては良き船出」
20日のデイ1でデイリタイアしたユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)は、総合16位でフィニッシュ。ポイント圏内には入らなかったものの、ボーナスポイントを獲得できるパワーステージのSS17でステージ3位を獲得して、ドライバーズランキングでポイントゲットを果たしている。
ハンニネンは「トヨタのWRC復帰戦で2台のヤリスWRCが完走を果たし、しかもそのうちの1台が2位でフィニッシュし表彰台に上がったことを本当に嬉しく思う」と喜びを語った。
チーム代表を務めるトミ・マキネンは「今回のラリー・モンテカルロは自分たちの期待をはるかに上回る、素晴らしい結果だ」と開幕戦を統括する。
「我々は経験豊かなチームではないが、今週末は完璧に近い戦いをすることができた。今年のモンテカルロはSSの路面コンディションが一定ではなく、厳しい戦いとなったが、ドライバーたちはうまく対応してくれた」
「競技中、ヤリ-マティ(・ラトバラ)のマシンにはセンサートラブルが発生していて、彼はコース上で1度エンジンが止まってしまったら、再スタートできない可能性を抱えながら走り続けていた。素晴らしい仕事をやり遂げてくれたよ」
「我々にとっては良き船出となったが、課題も沢山残っている。今後も、さらに開発を進めていく」
次戦のWRC第2戦スウェーデンは、2月9~12日開催。コース全体が雪と氷に覆われた本格的なウィンターラリーだが、雪上でも速さを発揮する特殊なスノータイヤを装着して争われるため、シリーズのなかでも屈指の高速イベントとなる。
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