2022年よりWRC世界ラリー選手権の最高峰カテゴリーに登場したプラグイン・ハイブリッドマシン、ラリー1カー。今シーズンはトヨタ、ヒョンデ、Mスポーツ・フォードという3つのマニュファクチャラーのマシンが参戦しているが、実はこの3台のテクニカル・ディレクターは、全員Mスポーツの出身なのだ。
TOYOTA GAZOO Racing WRTのテクニカル・ディレクター、トム・フォウラーは2005年からMスポーツで働き始め、WRカーの時代に『フォーカスRS WRC』や『フィエスタWRC』の開発に携わり、2015年8月からトヨタのWRCプロジェクトに参加。デザイナーのひとりとして『ヤリスWRC』を成功に導いた。