更新日: 2022.09.12 13:48
ヌービルがアクロポリス・ラリーで今季初優勝。ヒョンデはチーム史上初の1-2-3達成/WRC第10戦
パワーステージでタイトルを争うロバンペラを上回るベストタイムを記録したタナクは、チームメイトから15秒差の総合2位でフィニッシュ。仕事人のソルドがトップから1分49秒おくれながらも総合3位を確保し、ヒョンデにチーム史上初となるワン・ツー・スリー・フィニッシュをもたらしている。
ポディウムを独占したヒョンデ勢に続いたのはMスポーツ勢で、3日目のタイヤトラブルでタイムを失ったルーベが総合4位に。競技2日目にパンクに見舞われた僚友クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1)が総合5位となった。
日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)はパワーステージでマシンをヒットさせ、その影響から右リヤタイヤがパンクしてタイムをロスしたが、最後までクルマを運び総合6位でラリーを終えた。
総合7位はWRC2クラスを制したエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)。同8位はWRC2クラス2位のニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)となり、さらにヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)が続くものと思われたが、ロッセルはパワーステージでマシンが横転するアクシデントでストップ。土壇場でリタイアとなった。
ドライバー選手権を争う首位ロバンペラと2位タナクのポジションは変わらずも、ポイント差は戦前の72ポイントから53ポイントへと縮まった。また、マニュファクチャラー選手権も1位トヨタと2位ヒョンデのギャップが88から63ポイントに縮小している。
WRCの次戦第11戦『ラリー・ニュージーランド』は、9月29日(木)から10月2日(日)にかけて開催される予定だ。