更新日: 2022.09.29 19:59
勝田貴元、トヨタ勢最上位の4番手でラリー・ニュージーランド初日を走破/WRC第11戦
チームボスの言う長い1日は、オークランドから南に約120km離れたハミルトンの西側エリアが戦いの舞台となる。“ワンガ・コースト”など伝統的な3本のステージを各2回走行するデイ2は日中のサービスが設定されておらず、選手たちはラグランに設けられるタイヤフィッティングゾーンでの簡単な整備作業のみで1日を走ることになる。なおSS2~7、計6本のステージの合計距離は158.56kmと、競技全体の半分以上の距離を占めている。
トヨタGRヤリス・ラリー1を駆り、ラリー初日を走破したTOYOTA GAZOO Racing WRTドライバーのコメントは以下のとおりだ。
●セバスチャン・オジエ(#1 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「スタート前に降った雨によって、今晩最初のステージは少し難しく、自分よりも後に走った選手たちの時は、路面が少し乾いていたと思う」
「今朝のシェイクダウンはこのラリーを代表するようなステージではなかったが、非常にハイスピードだったので、自分にとっては高速なセクションで自信をつけることが重要だった」
「今週末のステージはハイスピードな区間が多いため、3カ月のブランクがある自分にとってチャレンジングなラリーになるだろうが、上位を目指して戦いたいし、できれば優勝も狙いたいと思っている。序盤は出走順が少しでも助けになってくれることを期待しているし、全力を尽くして戦うつもりだ」
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「このラリーは長い歴史があるので、伝説的なステージのすべてを知ることができるのはとてもうれしいよ」
「ほとんどのドライバーにとって新しいイベントなので、ペースノートも新たに制作することになったが、かなりハイスピードなラリーだから正確なペースノートを作るのは簡単ではなかった。素晴らしい区間だけでなく、トリッキーな区間もあるが、この週末が楽しみだ」
「シェイクダウンはクルマを走らせるという点では良い機会だったけど、明日の最初のステージとはかなり性格が違う。明日はとても長い1日になりそうだし、天候によってはタイヤ選びも難しくなるかもしれない」
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「ニュージーランドに来ることができてうれしいし、とても素晴らしいステージだと思った。路面にルーズグラベルが多くあるため、出走順トップで走るのは大変だけど、ステージを楽しみたいと思う」
「今晩の最初のステージではベストな走りができなかった。しかし、たくさんの人が観戦してくれていたのはうれしかった」
「明日はラリー全体の半分以上の距離を、出走順トップとしてルーズグラベルをクリーニングしながら走ることになるので、間違いなく大きなチャレンジになるだろう。理想的な状況ではないけど、ベストな走りをしたいと思う」