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投稿日: 2022.10.07 13:20
更新日: 2022.10.07 13:30

地元NZで10年ぶり開催。世界戦デビューのRSC王者SVGが、WRC2でいきなりの3位表彰台を獲得


ラリー/WRC | 地元NZで10年ぶり開催。世界戦デビューのRSC王者SVGが、WRC2でいきなりの3位表彰台を獲得

「あそこ(SS4)でクラッシュしなかったのでかなり良かった。なんて素晴らしい日だろう……僕は夢を生きながら、ただ楽しいひとときを過ごしている。今後2日間を楽しみにしているし、うまく行けばいくつかのミスを修正することもできそうだ。それは壮大で(ペースノートを)読むのはとても難しかったけど、本当に楽しかった。(名物ステージである)ファンガ・コーストはこれまでレースカーで走った中で、もっとも楽しいコースだったよ!」と、コドライバーのグレン・ウェストンにも「(SS4は)これまででもっとも幸運なスピン……超ラッキーだ」と言わしめたSVG。

 その後も、土曜にはパンクに見舞われながら総合とクラス部門でのポジションを維持したSVGは、最終レグではノーミスのドライビングを披露。WRC2部門3位を決め、デビュー戦でのクラス表彰台と、総合9位入賞でのWRC総合ポイントも獲得する結果を残した。

「本当に楽しいね! 僕は今、WRCに参戦してラリーカーをドライブしている。とてもクールなことだよ。週末全体がかなり壮大で、天候のせいで僕ら全員がかなり難しかったけど、すべては学びと改善だった。グレンと僕は週末を通して良くなり、ノートも良くなったんだ」と、夢のWRC挑戦を振り返った33歳のSVG。

「すべてのファンが僕らを応援しているのを見ることができるし、このイベントは毎年ここで続けられる必要がある。スーパーカーの仕事が大好きだし、それ以外の仕事ができるならやりたいと思っているが、日程が合えばフルシーズンのシートを手に入れられたら……それは本当にクールだね」

 そんなSVGだが、今季はWEC世界耐久選手権でもフェラーリ488 GTEエボをドライブしてル・マン24時間に初挑戦し、LMGTE Proクラス5位フィニッシュを果たした。さらに来季2023年に向けては北米進出にも目を向けており、今季のワトキンス・グレンで元F1王者キミ・ライコネンを招聘したトラックハウス・レーシングとの話し合いが続いていることを明かし、有力な国際的スターをNASCARに招待する『Project 91』の枠を活用して、ストックカー最高峰カップ戦へのチャレンジも模索している。

「すべては僕らのカレンダー次第だが、是非やってみたいね。明らかに彼らは素晴らしい機材を持っているし、キミ(・ライコネン)がそうしているのを見るのは最高にクールだった。もちろん最初はロードコースに挑戦し、ゆくゆくは……。スーパーカーの日程と重ならないで行き来できる隙間があるといいね!」

シリーズ最大の祭典『Repco Bathurst 1000』のレースウイークを前に、今季も大量リードを築くSVG
「ファンガ・コーストはこれまでレースカーで走った中で、もっとも楽しいコースだったよ!」
同郷のヘイデン・パッドン(ヒョンデi20 N Rally2)や、元ERCヨーロッパ・ラリー選手権王者のカエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)に次ぐ、総合9位、クラス3位表彰台を得た


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