また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)はSS6で4番手タイムを刻むなど午後のステージで速さを示したが、こちらもエバンスと同様にSS7でパンクに見舞われタイムロス。総合8番手で初日を終えることとなった。
「総合首位と2番手で1日を終えることができてうれしく思う」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのスポーティング・ディレクターを務めるカイ・リンドストローム。
「今日のステージはコンディションが難しく、非常にトリッキーだったが、クルマもドライバーも力強い走りを見せてくれた。セブ(セバスチャン・オジエ)が優勝争いをリードしているのはうれしいことだし、カッレ(・ロバンペラ)はチャンピオンを決めた後も勝利に飢えている。ふたりとも1日を通してとてもいい仕事をしてくれた」
「一方、エルフィン(・エバンス)と(勝田)貴元はSS7で非常にアンラッキーだった。このようなリスクはつねに存在するものだし、今日は運が彼らに味方しなかったと言える」
「まだまだ先は長いが、まずは初日を終えてとても満足しているし、明日も同じように戦いたいと思っている」
競技2日目となる22日(土)のデイ2は、サロウの北東エリアで3本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行。1日の最後にはサロウの海岸付近で2.15kmの市街地ステージも行われる。SS9~15の合計距離は118.75km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は478.29kmだ。

