更新日: 2022.10.24 18:08
トヨタ、オジエの今季初優勝で決めた2年連続3冠。ラトバラ代表「成功の要因は3つ」/WRCスペイン
競技初日にタイヤにダメージを受け大きく遅れたエバンスは、ロバンペラと同じ場所でまたしてもタイヤにダメージを負ってしまった。しかし、彼は順位を下げることなく総合6位でフィニッシュした。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、デイ2からひとつ順位を上げ総合7位でラリー・スペインを走破してみせた。
「チーム、そして3つのチャンピオンシップを獲得した今シーズンの成果をとても誇りに思う」と語るのは、チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ。
「成功の要因は3つあるが、まず最初に挙げたいのは、カッレ(・ロバンペラ)が最終ステージを走り終えた時に言ったように、我々のチームには才能豊かなスタッフが揃っているということだ」
「そしてふたつめは、全員が情熱と勝利に対する強い欲望を持っていること。最後、そしてもっとも重要なのは、皆が力を合わせて働いていることだ」
「これらの要素がすべて揃えば、おのずと結果はついてくる。セブ(セバスチャン・オジエ)はこの週末、なぜこれまで多くのタイトルを獲得してきたのか、その理由を速さで示した。彼には、他のチャンピオンたちと同じようにプラスアルファの力があり、それによって一線を画してきたんだ」
「カッレも非常に成熟したドライビングを続け、我々は今回もダブルポディウムを獲得することができた。ここスペインで3つめのタイトルを獲得できたのは、素晴らしいことだ」
「これでもう少しリラックスして日本でのホームラリーに臨むことができるし、日本ではまた別のお祝いをできることを期待している」
その日本ラウンド、今季最終戦『ラリージャパン』は11月10日(木)から13日(日)にかけて、愛知県と岐阜県で開催される。ラリーの中心となるのは、愛知県豊田市の豊田スタジアム。4日間で19本のSSが行われるステージは今戦と同じくターマックだ。そのステージは全体的に道幅が狭くツイスティなコーナーが多いため、非常に精度の高いドライビングが求められる。
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