「ラリージャパンのWRC復帰は、私たちが長い間待ち望んでいたことだし、TOYOTA GAZOO Racingのホームラリーに参戦できるのは、非常にエキサイティングなことだ」と語るのは、チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ。
「このような素晴らしいシーズンを送った後、それほど大きなプレッシャーを感じることなく日本に行くことができるのはうれしいし、ラリーを楽しみたいと思っている」
「また、トヨタGRヤリス・ラリー1の走りをファンの皆さんに見てもらい、最高の結果を出したいとも思っているんだ。ツイスティな山道は道幅が非常に狭いところもあり、秋の落ち葉もあって路面のグリップレベルが頻繁に変わる、ドライバーにとってトリッキーなラリーになりそうなので、しっかりと準備をして臨まなければならない」
10日(木)から始まるラリーは、同日午前中に豊田市の鞍ケ池公園でシェイクダウンが行われ、その後セレモニアルスタートを経て夕方からSS1がスタートする。このSS1“クラガイケ・パーク”はシェイクダウンステージのほぼ逆走コースで、ナイトステージとして実施される。
翌11日(金)のデイ2は山岳地帯での本格的なステージが続き、愛知県豊田市および設楽町に設定された3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。土曜のデイ3は豊田市、岡崎市、新城市での4ステージ、計7本のSSを走行。このうちSS10“シンシロ・シティ”のみ、1本だけの走行となっている。1日の最後には岡崎市中心部の河川敷で行われるSS13/14“オカザキ・シティSSS”が設定され、このSSの開始前にはユハ・カンクネンとトミ・マキネンによる『トヨタGRヤリス・ラリー2コンセプト』と『トヨタGRヤリスH2コンセプト』のデモ走行が行われる予定だ。
13(日)のデイ4は愛知県と岐阜県が舞台に。この競技最終日はSS15~19の計5SSが行われ、最終ステージのSS19は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”となっている。今戦のSS合計距離は283.27km、リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は965.25kmだ。