更新日: 2017.02.03 10:26
WRC:ラトバラを豊田社長が祝福。「シーズン通して1番強いクルマに成長させて欲しい」
その後、豊田氏も加わる形でトークショーは進行。レースに参戦するなど、自身もドライバーとしての顔を持つ豊田社長は、走行前の心境など、ドライバーならではの視点から質問を投げかけたほか、「今年のWRCは全13戦あり、すべて戦い終えた後に、我々のクルマが1番速いものに仕上がっていることを期待」して、“Safety Drive”と書かれたモリゾウステッカーをプレゼントする一幕もあった。
「(トヨタとして)18年ぶりの参戦で注目を浴びるなか、変化する天候や慣れないマシン、成長過程のチームとともに戦いました」と豊田氏。
「そのなかで総合2位を手にできたのは、彼らがセーフティドライブの精神を心がけてくれたからだと思う」
最後に残る12戦への展望を問われると、マキネンは「ハードワークとデータを解析し続けて、チームをより強力にしていく」と宣言。
また、ラトバラも「チームと同様、僕も負けず嫌い。今年は勉強の年と言っているけれど、どんどん強くなっていきたいね」と応じたほか、2月9日に開幕が迫った第2戦スウェーデンに向けて「昨年のクリスマス前に合計6日間、そして先週末にも雪上テストをこなした。マシンの感触はいいし、楽しみながらドライブできた。目標はトップ5に食い込むことで、表彰台に上がることができたら嬉しいね」と抱負を述べている。
プレスカンファレンス終了後、ラトバラはMEGA WEB内の試乗コース『RIDE ONE』でヤリスWRCのデモランも実施し、豊田氏をコドライバー席に同乗させながら、ドーナツターンを披露。新世代WRカーのエキゾーストサウンドがお台場に響き渡った。