更新日: 2022.11.15 03:54
勝田貴元がトヨタ最上位の3位獲得。GRヤリス・ラリー1は、計11本のステージで最速タイムを記録
第11戦ニュージーランドで、22歳と1日というWRC史上最年少記録でドライバーズタイトルを獲得したロバンペラは、金曜日終了時点で総合3番手につけた。しかし、土曜のオープニングとなったSS8でコーナリングラインが膨らみ、クルマが壁に当たったことでタイヤにダメージを受け、同ステージでのホイール交換作業で大幅にタイム失ってしまう。
その後は日本の特殊なコンディションでクルマのセットアップを進めるべく、テストとして以降のステージを走行したロバンペラ。将来に向けて非常に重要なデータを収集し、最終的には総合12位で2022年シーズン最後のラリーを終えている。
「最終的に、ラリージャパンは我々が望んでいたような週末にはならなかった。セブ(セバスチャン・オジエ)はおそらくラリー期間中最速だったと思うし、エルフィン(・エバンス)もラリーの大半でリードしていたので、我々にはスピードがあったと言える」と語るのはチーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ。
「ただし、残念ながら各ドライバーに起きたアクシデントが不利に働いてしまった。日本のステージは非常に厳しく、道幅もとても狭かったので、そのようなアクシデントが起こりやすい環境だったのは確かだ」
「3冠達成という目標を達成して今シーズンを終えることができたのは、素晴らしいことだ。TOYOTA GAZOO Racingのホームイベントで勝つことができたらさらに良かったが、(勝田)貴元がホームで表彰台に上ったことは、それと同じくらい素晴らしいことだ。ラリーはそれぞれが異なるチャレンジであり、そのすべてで優勝することはできないんだ」