ヒョンデ・モータースポーツ副代表のジュリアン・モンセは、ヌービルのコメントに同意している。チーム代表代行を務める彼は、ヌービルの総合6位が陣営最上位となった今季開幕戦モンテカルロ以来、チームがここまで成長したことを結果が示していると述べた。
モンセによれば、当時の状況はシーズン中に1勝するだけでも“大きな成果”と考えるほど苦しいものだったという。
「正直なところ、年明け後すぐの頃はどこかでひとつ勝つだけでも大きな成果だった思う。それがいま、私たちは5回の優勝を数えた。この結果は間違いなく誇りと喜びを感じられるものだ」
「ここ日本でトヨタに勝てたことは、私たちが求めていた特別なモチベーションになったかもしれない。この一戦は特別な味わいだ」
「我々にとって2022年シーズンはもっとも成功したシーズンのひとつだが、チャンピオンシップを獲得できていないというのはちょっとしたパラドックスだ。だが、これまでの困難な時期を考えれば、(この位置に)戻ってこられてよかったと思う」
マニュファクチャラー選手権でランキング2位、ドライバー選手権ではタナクが2位、ヌービルが3位となったヒョンデは、現在のところ2023年のドライバーラインアップを発表してない。ヌービルが来季もヒョンデi20 Nラリー1を走らせることはほぼ確実であると考えられているが、韓国メーカーからの離脱が明らかになっているオリバー・ソルベルグとタナクの後任ドライバーは未発表のままであり、彼らの去就とあわせてさまざまな憶測がなされている。

