二輪部門では、ホンダCRF450ラリーで参戦しているジョアン・バレーダ(モンスターエナジー・JBチーム)が今大会初のステージウインを記録。2番手には同じくホンダのパブロ・キンタニラ(モンスターエナジー・ホンダ・チーム)が続いた。16秒差でワン・ツーを築いたホンダ勢の後方3番手にはスカイラー・ハウズ(ハスクバーナ・ファクトリー・レーシング)が入り、総合順位を4番手から2番手へと上げている。
ステージ8番手で4日目の戦いを終えたダニエル・サンダース(レッドブル・GASGASファクトリー・レーシング)は総合首位の座を守ったが、ハウズと総合3番手につけるケビン・ベナビデス(レッドブル・KTMファクトリー・レーシング)とのギャップは縮まった。トップと両者のタイム差は3分33秒と4分05秒だ。
日本勢のチームランドクルーザー(TLC)は、新型ランドクルーザー・GRスポーツを駆る三浦昂組、ロナルド・バソ組の両ペアともに安定した走りでステージ4を走破。バソが四輪部門総合116番手、三浦が同118番手につけ四輪市販車部門でワン・ツーを維持している。
トラック部門で日野600ハイブリッドを走らせる日野チーム・スガワラの菅原照仁は、ステージ序盤にインタークーラーホースが外れてしまうトラブルに見舞われた。異音や振動などの症状から原因を探る点検を含め問題の解決に約2時間を要したが、その後はペースを取り戻しステージ20番手/部門総合16番手でフィニッシュした。
1月5日(木)は2日続けてハイルのビバークを中心としたループステージが行われる。ハイルの東部を舞台とするステージ5の全長は373km、リエゾンを含めた1日の総走行距離は645.04kmとなっている。




