日本勢のチームランドクルーザー(TLC)は、三浦昂がドライブする246号車トヨタ・ランドクルーザー・GRスポーツがトラブルなくステージ10を走破した。僚友ロナルド・バソの250号車もリム落ちによる若干のタイムロスがあったが、それ以外はノートラブルでフィニッシュした。四輪市販車クラスでワン・ツーを築いている2台はバソが総合94番手、三浦は総合123番手となっている。
トラック部門に参戦している菅原照仁(日野チーム・スガワラ)は、マシンにハイブリッドシステムの不調と連日の水温上昇の症状が見られたものの9番手タイムで砂丘のステージをクリア。部門総合順位も前日の10番手からひとつ上がり9番手となった。
1月12日(木)から翌13日(金)にかけては今大会の山場となる“マラソン・ステージ”が待ち受ける。選手たちはこの2日間、メカニックによる整備や部品補給を受けずにエンプティ・クォーターでの戦いに臨まねばならず、12日夜はスペアタイヤやパーツも競技車に積載しているものしか使えない状況下で、自分たちのマシンの整備を行う必要がある。
マラソン・ステージの前半戦となるステージ11は全長274kmのSSと153kmのリエゾン(移動区間)で構成され、1日の総走行距離は427kmとなっている。



