更新日: 2023.01.16 18:21
トヨタGR WRCチャレンジ2期生3名がラップランド・ラリーに参戦。大竹がクラス2位フィニッシュ
ヒルボネンは3人の今戦の戦いについて、次のように評している。
「大竹は賢明なラリー運びをし、初日徐々にスピードを上げ、表彰台争いができるスピードを掴んだ。ポテンシャルを充分に発揮し、自信をつけたと思う」
「山本は、SS2で燃料ポンプにトラブルが発生してデイリタイアとなったが、翌日はプッシュしすぎることなく、かつ一貫して良いペースで走りきり、素晴らしい精神力を見せてくれた。小暮は低速のセクションで小さなミスがありアンラッキーだったがうまく挽回し、翌日は良いリズムで走ることができた」
次回は2月9~12日に開催されるWRC第2戦『ラリー・スウェーデン』に参戦する3選手の、ラップランド・ラリー後のコメントは以下のとおりだ。
●小暮ひかる(SM3クラス5位/ルノー・クリオ・ラリー4)
「4日間にわたってレッキをするラリーはこれまで経験したことがなく、各ステージも非常に長いのでとても体力を消耗しました」
「全般的にペースを掴むのに苦戦しました。とくに高速セクションが難しかったです。ですが、講師陣と自分のドライビングを分析し、いただいたアドバイスのおかげでラリーが終わるまでには今回の路面に適したドライビングスタイルにアジャストし、よいリズムで走れるようになりました」
「次戦のラリー・スウェーデンでのWRCデビューに向けて緊張していましたが、今回のラリーの終盤でかなり自信がつきました」
●大竹直生(SM3クラス2位/ルノー・クリオ・ラリー4)
「まだまだ改善すべき点はありますが、今回の結果をうれしく思っています。全ステージを通して一貫したペースを保つのは難しく、とくに夜は雪が多いなかで道が見えづらく、より難しかったです」
「ペースノートは、いくつかのトリッキーなコーナーでは少し安全寄りになっていたものの、全体としてうまく作れたことが結果につながりました。このラリーをとおして大きな自信を得られたので、次のスノーラリーにもよい気持ちで挑めそうです」
●山本雄紀(SM3クラス8位/ルノー・クリオ・ラリー4)
「初めてのスノーラリーでしたが、事前のテストでクルマに対してとても良いフィーリングが掴め、うまく適応することができました」
「昨シーズンは、良いタイムを出せたこともありましたが、安定性にかけていました。今回はよいリズムで一貫性を持って走ることができたので、最終順位に関わらず、内容に対してとてもうれしく思っています」