更新日: 2023.01.21 14:07
好調オジエがリードを拡大。ロバンペラが続きデイ2もトヨタ1-2、勝田は7番手/WRCモンテカルロ
首位オジエが独走状態を築くなか、総合2番手を巡る争いは僅差となっている。エバンスのパンクによって順位を上げた新王者ロバンペラは、午後のSS6でティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)を逆転し総合2番手に浮上した。両者のタイム差は1秒以内で進んだが、最終的にはSS8でトップタイムを記録したロバンペラがわずかにリードを拡げ、その差は1.9秒となっている。
前日のデイ1を総合3番手で終えたオット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1)は順位をひとつ落として4番手に。元僚友のヌービルからは16.3秒の後れを取った。その後方にはSS5のパンクで遅れたエバンスがつけ、14.5秒あったタイム差を8.1秒まで縮めている。
ヒョンデのダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)はペースが上がらず総合6番手。首位から1分30秒遅れているベテランの背後には2.9秒差で勝田が迫っている。前日にハンドブレーキのトラブルを抱えた勝田は、この日4つのステージで4番手タイムを刻む好走をみせポジションをふたつ上げてみせた。
総合8番手はトヨタからヒョンデに移籍したエサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1)、同9番手にはWRC2リーダーのニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2)がつけている。
Mスポーツのピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)はSS5でパワーステアリングが効かなくなり、その影響で標識の支柱に突っ込んでしまった。日中のサービスがない中、幸いにもラリーの続行は叶ったがパワステがない状態での走行は厳しく、午後の3ステージで大きく順位を下げている。
デイ2に引き続きミッドデイサービスが設定されていない21日(土)のデイ3は、フランス南部の山岳地帯で3本のステージを各2回走行する予定が組まれている。計6本のSSの合計距離は111.78kmと4日間でもっとも長く、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は687.23kmとなっている。