更新日: 2023.01.22 12:41
“モンテマイスター”オジエが首位を堅持、トヨタ1-2のまま最終日へ。勝田貴元は6番手/WRC開幕戦
エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)は金曜日のパンクから復帰し、午前中の2本目のステージとなったSS10でオット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1)を交わして4番手に浮上している。3番手ヌービルとのタイム差は24.5秒だ。総合5番手に順位を下げたタナクは、パワーステアリングに問題を抱え満足に走ることが困難となった。それでも完全に壊れたわけではなかったのが幸いしトップ5のポジションを維持している。
タナクの後方では勝田がダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)を抜いて総合6番手にポジションアップ。以下、ソルド、エサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1)、ニコライ・グリアジン(WRC2/シュコダ・ファビアRSラリー2)、ヨアン・ロッセル(WRC2/シトロエンC3ラリー2)と続くトップ10オーダーとなった。
デイ2の半分以上をパワステなしで走ることになり順位を落としていたピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)は、今朝のSS9のフィニッシュ直前にクラッシュを喫した。氷を踏んでスリップした彼のプーマ・ラリー1は欄干にリヤを激しくヒットさせてしまい、この影響で右リヤの足回りが損傷。走行不能に陥ったためデイリタイアとなっている。
競技最終日としてSS15~18が行われる22日(日)のデイ4は、サービスパークのすぐ北側に広がるフランス南部の山岳地帯で2本のステージを各2回走行する予定だ。計4本のステージの合計距離は67.88km。リエゾン(移動区間)を含めた一日の総走行距離は235.72kmだ。
なお、最終ステージのSS18はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”となる。
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