更新日: 2023.02.14 14:19
TGR WRCチャレンジプログラム2期生、ラリー・スウェーデンでついにWRCデビュー
ヒルボネンは、大竹と山本、そして小暮、各選手の走りを次のように振り返った。
「 大竹は後続と差がつき、このまま結果を維持してフィニッシュしたいという状況で少しプレッシャーを感じたと思うが、とてもうまく対応してミスなく走り切った」
「山本には今回もまたトラブルが発生してしまい、とても申し訳なく思う。戦線離脱を余儀なくされ、本当に不運だった」
「小暮は週末を通して大きく成長した。彼 には金曜日が終わった後、勇気を出してもう少しプッシュすることでドライビングが流れに乗りやすくなるとアドバイスをした。彼は土曜日にそれをしっかりと実践し、とてもうまく改善できていた」
今回の『ラリー・スウェーデン』で、初めてWRCに参戦した3選手コメントは以下のとおりだ。
●大竹直生(ルノー・クリオ・ラリー4/RC4クラス1位)
「新しいことがたくさんあり、学ぶことばかりのとてもエキサイティングな週末でした。路面状況はかなり荒れていて、とても狭いと同時に高速のセクションがあったり、新しい経験でした」
「山本選手との接戦は楽しかったです。勝ちたいと思ってプッシュしていましたが、良いリズムとフィーリングを掴むことができました」
「山本選手がデイリタイアになってしまった後は、自分自身がきちんと走り切ることがポイントになり、ミスをしないようにと思ったら、逆に難しく感じてしまいました」
●山本雄紀(ルノー・クリオ・ラリー4/RC4クラス4位)
「初めてのWRCは、素晴らしい経験でした。今回もテクニカルトラブルでストップしてしまったのは残念でしたが、それでもなお、多くの距離を走れましたし、多くの車両が走った後の荒れた路面を走るという経験ができたのもよかったです」
「雪が柔らかくなっている2ループ目は、私たちの二駆車両にとってはかなり難しかったのですが、それでもラインに残って良いペースを保たなければならないという状況もとても良い経験になりました」
「週末を通して良いペースで走れましたし、改善点をたくさん見つけた前回のラリーからとても成長できたと思います」
●小暮ひかる(ルノー・クリオ・ラリー4/RC4クラス3位)
「前回のラリーの後、たくさんのレッキトレーニングとフィジカルトレーニングに加え、オンボード映像を見て自分のドライビングを分析し、準備をしてきました」
「今回のラリーではタイムとパフォーマンスの両面で改善ができたと思います。金曜日、他の選手に比べてタイムは失ってしまいましたが、土曜日は徐々にフィーリングが良くなり、タイム差が縮まりました」
「さまざまなコンディションの中で、長い距離を走ったことはとても良い経験になり、とても楽しいイベントでした」