また、マホネンはここ数年、地元主催者が“ハイリスクな”候補地選びをしているとも述べている。
「(一定の積雪があった)今年は運に恵まれたとも言える。しかし、FIAとWRCプロモーターは『この大会はフルスノーラリーである』という共通認識を持っているんだ」

「もちろん、いい主催者に恵まれていると思っているが、状況を正していく必要はある」
ラリー・スウェーデンの競技長を務めるクリスティーナ・ルンドクビストは、18年大会からのルート変更の可能性に向けて、今後数カ月の間に彼女が率いる調査団が作業を開始するとした。
「どこも天候を予測するのが難しくなってきている」とルンドクビスト。
「例えば、今年の開催地から北上したとしても、気温が高く雪が積もっていない場所さえある。単純に緯度の問題ではないの」
「今後は標高についても考慮に入れていく必要があるでしょう」
ラリー・スウェーデンでは、ノルウェーとの国境付近で標高の高いステージが組み込まれており、そこでは安定した積雪を観測。そのためルンドクビストは今後、ノルウェーでのステージを増やす可能性も前向きに検討すると述べている。