「スウェーデンでのクラッシュは避けられるものだった。たった2キロしかないスーパースペシャルステージではなおさらだ。ヌービルにはミスから多くのことを学んで貰いたいし、次の(第3戦)メキシコに集中して欲しい」
「まだシーズンは始まったばかりだが、シーズン中に失ったポイントを取り戻すことは不可能だと思う。それでも、今は気持ちを切り替えて、次の戦いに向けた準備を進めていく」

仮にヌービルがクラッシュせず、両イベントを走りきっていれば、ランキング首位につけていた可能性が高い。
しかし、ヌービルは2戦を終えてわずか8点しか獲得できておらず、ランキング8位。トップのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)とは40点差となっている。
また、ヒュンダイはチームランキングでトップのMスポーツとは33点差だ。
2戦連続で大量ポイントを逃したヌービルは「モンテカルロの二の舞いにならないよう、デイ3は手堅い戦略で挑んだ」とラリー・スウェーデンを振り返る。
「しかし、最終的にはモンテカルロと同じ状況に陥ってしまった。つまらないミスでポジションを失ってしまい、チーム全員に申し訳なく思っているよ」
「チャンピオン争いを考えても、今回のクラッシュは大きな痛手だ」
「ただ、不運にあうまで、僕のラリー・スウェーデンへのアプローチ法は正しかったと思っている。僕たちのポテンシャルが高いことも分かったから、今後も集中しながら前向きに戦っていく」