更新日: 2023.03.08 15:27
ヘイキ・コバライネン、ジェンソン・バトン率いるJBXEからエクストリームE電撃参戦。X44のローブは勇退
「サウジアラビアでJBXEに参加できることを本当に楽しみにしている。素晴らしいチームとドライバーによるチャンピオンシップだし、彼らと競争することも本当に楽しみだ!」と、新たな世界への期待を語るコバライネン。
「それは僕のキャリアのなかでもまた新しいものになる。F1でのスティントの後、日本のGTといくつかのラリーを戦ってきた。つねに新しいチャレンジを探しており、今回これを試してみるのを楽しみにしているんだ。間違いなく急な学習曲線になるだろうが、僕はそれを受け入れる準備ができている。うまくいけば、僕らはすぐにスピードを上げられるだろう!」
一方、現在もヴェローチェ・レーシング配下の開発ドライバーであるホサスは、昨季のサウジアラビア・ネオムでケビン・ハンセンと組み、デビュー戦で表彰台を獲得するなどシリーズでの存在感を増している。
「JBXEで2シーズン目もふたたびドライブできるのが本当に楽しみ。元F1ドライバーであるジェンソンとヘイキのふたりのサポートと専門知識を得ることは、ドライバーとしての私の成長と開発を継続するのに大きく役立つはずよ」と、頼もしい先輩の存在を挙げた22歳のホサス。
「ネオムは昨年リザーブドライバーとして参加したとき、私にとってシリーズでの初めてのレースになった。その最初の場所に戻ることに非常に興奮しているし、新しいチームメイトのヘイキと一緒に仕事ができることも楽しみ。彼はF1からラリーまで多くの経験を積んでいるし、エクストリームEにもすぐに適応できると確信しているわ」
そのコバライネンにとって、F1時代のチームメイトでもあった“セブン・タイムス・チャンピオン”ことハミルトン率いるX44は、自身が主催する慈善事業やイギリス王立工学アカデミーとの連携をさらに強化し、このスポーツ内での障壁を打破し、より多様で包括的な環境を作り出すことに新たな焦点を当てるという。
「僕のチームがこれまで取り組んできた素晴らしい仕事を誇りに思っている。今年、次のレベルに進むのが待ち切れないね」と語った“サー”ハミルトン。
「ハミルトン・コミッションの調査結果から、モータースポーツ業界は非常に参入しにくい場所であることがわかっている。だからこそX44ビーダ・カーボン・レーシングが、次世代に機会を提供する強力なプラットフォームになることを願っているし、それはかつてないほど重要になっている」
「僕らは業界としてスポーツを前進させるために真の行動を起こし、チームの新しい方向性は、その真の変化を実現するために僕が取り組んでいる方法のひとつなんだ」
そこでX44は、今季よりイギリスの名門カーリンと提携。新たな代表にステファニー・カーリンを迎え入れ、スペイン出身の王者クリスティーナ・グティエレスのペアとして、ラリークロス界の若手有望株を起用する。