「こうしてチャンピオンシップを獲得したチームの一員になれたことを光栄に思う。昨季のクリスティーナのパフォーマンスにとても感銘を受けたし、彼女と一緒にドライブするのが待ち切れない」と、2019年のARXアメリカズ・ラリークロス王者であり、現在も北米の『ナイトロ・ラリークロス(ナイトロRX)』で勝利を重ねる24歳のマッコーネル。
「彼女のこれまでの経験から多くのことを学びたいと思っているし、世界チャンピオンと一緒にレースをすることは、決して悪いことではないよね(笑)。それにこのプラットフォームを利用して、世界をより良い場所にするチームの一員になることも楽しみだ。スポーツをより包括的にし、若い才能にチャンスを与えようとするルイスの献身をいつも尊敬しているし、彼と一緒にその旅に参加できたことを光栄に思っている」
そのマッコーネルと今もライバルとして戦うアンドレアス・バッケルドは、昨季はエキサイト・エナジー・レーシングでティモ・シャイダーとともに2位表彰台を獲得したタマラ・モリナーロと協業し、各週末でのレースコースのテストと最終決定を支援する、シリーズのメンター的な役割を果たす。
「チャンピオンシップドライバーの電話をもらって興奮したよ」と、ラリークロス界の盟主としてユーロRXを3度制覇し、2020年のフランスでは電動SUVの『オデッセイ21』をテストした経験を持つバッケルド。
「以前にもマシンをテストしたことがあるが、レースに来て、そのクレイジーさを目の当たりにして圧倒された。これまでのモータースポーツで経験したことのないようなモノで『スゴいことになった』と思ったよ(笑)。あいにく砂の上でレースをしたことがないから、コースは僕にとって非常に異なっている。グラベルではなく、海のそばのビーチや砂漠でレースをするのは、まったく違う話なんだ」と続けたバッケルド。
「コースにはいくつかの複雑な機能があり、ドライバーは賢く、ソフトな砂によってかなり轍(わだち)が掘られる可能性があるし、いくつかのタイトなターンとゲートは『全速力で走りたい』という欲求を管理する必要もあるね。新しいコンチネンタルタイヤは非常に優れたサイドサポートを備えているが、ドライバーがリスクを冒しすぎると、ロールオーバーが発生する可能性もあるからね」と、早くも職務に忠実な姿勢を見せる。
「その点で、シリーズ経験豊富なタマラと一緒に仕事ができることも素晴らしいこと。僕は彼女から多くを学んでおり、パドックでは誰もが僕を心から歓迎してくれた。開幕戦ですべてが明らかになるのが本当に楽しみだよ」


