更新日: 2023.03.30 18:27
首位ラッピが電柱直撃クラッシュで戦列去る。最終日を前にトヨタのオジエがトップ浮上/WRCメキシコ
オジエが“ひとり旅”を始めた一方、総合2番手争いが熱を帯びてきた。その主役のひとりであるティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)は、SS12“エル・モスキート1”を皮切りに、続くSS13とSS14で連続ベストを記録。SS11開始時に9.4秒だったエバンスとのギャップをじりじりと削っていく。
午後のSS17でもステージ優勝を飾ったベルギー人は、その他のステージでも2番手タイムを2回、3番手を1回と好ペースを維持し、最終的にライバルとのタイム差を4.3秒に縮めている。
フルデイ初日はルーズグラベルの“掃除役”となり苦戦を強いられたカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、ラッピの脱落により順位をひとつ上げ総合4番手となったが、前を行くヌービルの姿は遠ざかった。ふたりのギャップは53.9秒だ。
トップ5の最後を締める位置につけたダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)は、ロバンペラから47.2秒遅れ、トップとのギャップは2分21秒2まで開いている。総合6番手以降はラリー2勢が並び、その先頭には前日に引き続きWRC2クラスをリードするガス・グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2)がつけた。
以下、アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタ・ラリー2)、エミル・リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)、オリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)、カエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)と続くトップ10オーダーが形成され、Mスポーツのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合11番手で続いている。