
トップを快走する勝田はデイ2のオープニングステージであるSS9でもトップタイムを記録すると、大量リードをもとにペースをコントロールする戦略にシフト。最終的に総合2位との差を31秒のマージンを築いて総合優勝を果たし、11年連続でツール・ド・九州を制覇した。総合2位争いは、SS10を制した鎌田が福永に3.4秒差まで詰めよると、SS13で逆転。スバル勢のワン・ツー・フィニッシュに貢献した。総合3位は福永が入り、総合4位は奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)、総合5位はSS11~12を制するなど調子を取り戻した新井が獲得している。
大会11連覇という偉業を成し遂げた勝田は「マシンコンディションやタイヤも良く、初戦に勝つことができてホッとしています。これで開幕11連勝ですが、記録を気にせず自分の走りに徹したことが勝因だと思います」と喜びを語った。
JN5クラスはデイ1をクラストップで終えた眞貝知志/安藤 裕一(アバルト500 R3T)が優勝。全日本ラリー初のイタリア車初優勝を達成したほか、JN4クラスは石川昌平/石川恭啓(トヨタ86)が、JN3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)が、JN2クラスは小濱勇希/馬場雄一(スバルBRZ)が、JN1クラスは三苫和義/引間知広(ホンダ・フィット)がクラス優勝している。
JRC第2戦久万高原ラリーは4月29日~5月1日に開催される。
