●山本雄紀(ルノー・クリオ・ラリー4/クラス6位)
「とてもポジティブなラリーとなりました。また新しい経験でしたが、良いペースで走れたのでよかったです」
「今回のラリーではインカットが必要なコーナーがたくさんありましたが、自分たちが昨年参戦したラリーではあまりそのような場所がありませんでした。自分のペースノートに『カット』が入っていなかった場所にも前走車のカットしたラインがあり、そこに自分のラインをいかに合わせていくのかが一番のチャレンジでした」
「今回は序盤からペースはかなり良かったので、そのペースを貫きナチュラルなドライビングを心がけました。うまくいってとても嬉しいです」
●大竹直生(ルノー・クリオ・ラリー4/クラス15位)
「久しぶりのターマックラリーで、自分にとってはまず完走することが一番だったのでそこについては満足しています。土曜日の朝、最初のSS2に入る前のロードセクションでスローパンクチャーがあり、タイヤ交換をしました。そしてステージ上でまたパンクをしてしまい、SS3ではその前に交換したタイヤを再度使わざるを得ませんでした。ですが、そのタイヤではSS3の最後までもたず、多くのタイムを失うことになりました」
「それ以降のドライビングに関しては悪くなかったと思います。リスクとタイムの良いバランスを取ることが難しく、少し慎重になりすぎたセクションもありましたが、良いセクションもあったと思っています」
「インカットするコーナーでとても大きい石があって注意が必要な場面もありましたし、今回は路面のコンディションをどのように感じとるべきかを多く学び、良い経験になりました」
●小暮ひかる(ルノー・クリオ・ラリー4/リタイア)
「たくさん雪の路面を走ってきたあと、ふたたび舗装路のラリーを走ることをとても楽しみにしていました。事前テストでとても良いフィーリングを得られ、シェイクダウンや序盤のステージもそれが続き、ペースノートやすべてのことが順調でした」
「残念ながらSS4の途中でパンクをし、その数百メートル後にトラブルが発生してリタイアとなりました。それほど高速ではなく、テクニカルなセクションがあるなど、日本のステージと似ていると感じたので自信を持って走ることができました。ただ、いくつかのコーナーで内側に尖った石があり、インカットすべきかどうかの判断が難しかったです。とても良い学びの機会となりました」
TGR WRCチャレンジプログラムは次戦、トレーニングの場を未舗装路へ移し2023年初のグラベル(未舗装路)ラリーに挑む。プログラム2期生の3名は、5月19日~21日に開催されるERCヨーロッパ・ラリー選手権の一戦『ラリー・ポーランド』に参戦予定だ。
