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 5月11日から14日にかけて、ポルトガル北部のマトジニョスを拠点に開催されたWRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』において、WRC2クラスに参戦しているオリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)と、同じくファビアRSラリー2を駆るトクスポーツWRTのガス・グリーンスミスは熾烈な優勝争いを演じた。ソルベルグはペナルティの影響もあり優勝を逃したが、グリーンスミスとソルベルグの間には怒りの感情は生まれなかったという。

 ソルベルグはラリー初日からWRC2クラスのトップに立ち、デイ2を走り終えた時点では、パンクに見舞われたグリーンスミスに対し35.4秒のアドバンテージを築いていた。しかし、デイ2最後のSSを走り終えた後にソルベルグが行ったドーナツターンが、レギュレーション違反である“エキシビジョン・ドライビング”にあたると判断され、1分間のタイムペナルティを受けることになる。このタイムペナルティによってソルベルグはグリーンスミスに逆転を許し、デイ3の朝の時点では、残り4ステージを前にグリーンスミスが24.6秒リードする展開となった。

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