これで2023年RX2eの開幕戦には、STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権の優勝経験者であるコチュリンスキーと、同じくラリーレイドでは歴史的偉業を達成してきたグティエレスとともに、電動カテゴリーに精通した実力派女性陣が顔を揃えることとなった。
「私自身、電気自動車をドライブして、その仕組みを学ぶのが楽しい。パワートレインやエネルギーシステムの動作方法に応じて、調整できる設定がたくさんある。このスポーツでもっとも経験豊富なスポッターやチームメンバーから学びつつ、ハンセン・ファミリーの経験に頼ることを楽しみにしているわ」と続けたマニングス。
「もちろん、彼ら#YellowSquadは豊富な知識とノウハウを持っているし、このプログラムは私にとってスキルを向上させるもっとも効果的な方法であると同時に、それなりの結果を得るべく挑戦できる可能性も充分にあると思っている」
「私の使命は、つねに可能な限りの戦果を上げ、並行してレースクラフトを開発し続けること。過去数年間、より大型のエクストリームE車両(オデッセイ21)でかなりの経験をしてきたけど、より小型で機敏な『ZEROID X1』でそれを開発することが重要になる」
「その点、カラファトでのテストは本当に楽しかった。レース環境から離れて、さまざまなセットアップを試してクルマを理解する日があるのは、私にとってはかなり珍しいことね(笑)。アスファルトで初めて加速するときの速さはいつも感動するし、今年も楽しみたいと思っているわ!」
ハンセン・ファミリーが運営する#YellowSquadとの署名は、現在チームマネージャーを務めるティミーとケビンの母、スーザン以来の女性ドライバー誕生を意味し、同チームにとってマニングスはその伝統を引き継ぐ10年ぶりの存在となる。
「ケイティがRX2eの少なくとも最初の2ラウンドで、こうして#YellowSquadに参加してくれることをうれしく思う」と語るのは、現在チームマネージャーを務めるエリック・フェレン。
「チームにふたりのドライバーがいることはいつだって相互利益になるし、週末を最大限に楽しむため、全員で協力することが可能になる。ケイティはヘルでは新参者になるが、我々は近年そこで良い成績を収めており、できるだけ早く彼女に状況を理解してもらうよう努めたい。彼女はすでに(昨季の)ホーリエスで実戦を経験しており、それは本当に助けになるだろうね」と続けたフェレン。
「ケイティがチーム全体と強い関係を築いていることも素晴らしい。我々はノルウェーでこの競争の激しい分野に挑戦し、それが我々をどこへ連れて行き、どんな結果をもたらしてくれるのか。今から待ち切れない気分さ!」

