また、ヒョンデ・モータースポーツのショーン・キム社長はHMDPの再開がWRCへのコミットメントを強化するものであると付け加えた。

「私たちはすでにティエリー(・ヌービル)、エサペッカ(・ラッピ)、ダニ(・ソルド)という経験豊富なドライバー陣を擁しているが、今後は若い世代にも目を向け、彼らの潜在能力を発揮できるようサポートする方針だ」

「このプログラムによって才能ある若者をサポートすることは、熱狂的なラリーファンとして後進の育成に力を注いできたクレイグ・ブリーンの記憶に敬意を払うことができる。それと同時にWRCに対する我々のコミットメントを強く印象づけることになる」

「ヒョンデのようなマニュファクチャラーが若手ドライバーをサポートすることは、彼らが将来のワールドチャンピオンになるための次のステップに進む機会を与えることになるため、非常に重要なことであると考えている」

 すでにヒョンデi20 Nラリー1でのテストを行っているスニネンは、エストニアでのラリー1デビューが決定した後、次のように語った。

「これはトップクラスのクルマに戻る絶好のチャンスであり、僕はこのような機会を本当に欲してきた」とスニネン。

「エストニアとフィンランドは、ともに僕が以前から強力なパフォーマンスを発揮してきたラリーだったが、限られたテストの中でヒョンデi20 Nラリー1とハイブリッドシステムを学ぶことは、大きなチャレンジになるだろう」

 新しい環境で引き続きWRC2クラスを戦っていくリンドホルムは、「世界的にももっとも実績のあり、成功しているラリーチームの一員になる機会を得たことにとても興奮している」とコメント。

「僕がヒョンデ・モータースポーツに参加することを決めたのは、ラリーでの実績と、特に若い才能を育てるというブランドのコミットメントが大きい。ラリーに対する彼らの明確な献身は、僕自身の情熱や野心と完全に一致するんだ」

「ラリー・エストニアは、僕にとってもチームにとっても完璧なスタート地点だと思っている。今シーズン(の残りラウンド)は何度も表彰台に上るチャンスがあると確信している」

テーム・スニネン(右)/ミッコ・マルックラ組
テーム・スニネン(右)/ミッコ・マルックラ組

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