更新日: 2023.06.24 12:43
前戦優勝ヌービルが戦線離脱。オジエらトヨタ勢が上位独占、マシン損傷の勝田は5番手/WRCケニア2日目
なお、その過程ではチームメイトであるティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)の戦線離脱があったことを付け加えておく。前戦イタリアで今季初優勝を飾ったベルギー人は、勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)と総合4番手争いを繰り広げていた。しかしSS6でサスペンショントラブルが発生。ここで無念のデイリタイアとなった。
一方の勝田はステアリングアームにダメージを負ったことでSS4でタイムを失い、午後の再走ステージ(SS7)でも左の高速コーナーでラインがワイドになった際に枝がぶつかり、フロントガラスにひびが入るアクシデントがあった。また、同ステージの終盤には右フロントタイヤのパンクにも見舞われ、ふたたびタイムを失ってしまった。
勝田の後方には9秒差でダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)が迫り、そこから1分30秒以上の間を開けてオット・タナクとピエール-ルイ・ルーベ(ともにフォード・プーマ・ラリー1)が並ぶ。Mスポーツの両ドライバーは、タイヤのパンクによってステージでのホイール交換を余儀なくされた。
彼らと同じくフォード・プーマ・ラリー1を駆るジョルダン・セルデリディスは総合11番手。ブルーオーバルのラリー1カーの間にはWRC2リーダーのグレゴワール・ミュンスター(フォード・フィエスタ・ラリー2)と、同クラス2番手につけるカエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)が入り9番手、10番手で総合トップ10リザルトを形成している。
競技3日目となる24日(土)のデイ3は、サービスパークの北側に位置するエレメンタイタ湖の周辺で3本のステージをデイ2と同様に、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。SS8~13の合計距離は150.88kmでこれは4日間で最長。リエゾン(移動区間)を含めた一日の総走行距離は405.74kmとなっている。