午前中はステージ3番手タイムを記録するなど総合でも4番手につける好走を見せていた勝田/アーロン・ジョンストン組は、午前午後ともにクルマにいくつかダメージを負いながらも計6本のステージを走りきり、ラッピと25.4秒差の総合5番手でラリー2日目を終えている。
「我々の選手とクルマが今日一日を乗り切ってくれて、とても満足している」と語るのは、TGR-WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表。
「彼らのパフォーマンスは高く、トラブルにもそれほど遭遇しなかった。また、クルマも全車がいい走りをしたと思う。このようなハードなイベントでは忍耐が重要だ。あちらこちらで数秒をロスしたとしても、おそらくそれによって結果が決まるわけではないので、あまり心配する必要はない」
「セブ(セバスチャン・オジエ)は午後のステージにスペアタイヤを1本しか搭載しないという決断を下し、路面に気をつけて走ることさえできれば、報われる可能性があることを示した。フルデイの初日は終わったが、明日のステージはより荒れていて石も多くあるので、誰にとってもタフな一日になるだろう」
「通常ならば、明日はより多くのドラマが起きると予想されるが、今日のようなクリーンな一日となり、乗り切れることを願っている」
そのデイ3はサービスパークの北側に位置するエレメンタイタ湖の周辺で“ソイサンブ”“エレメンタイタ”、そして今大会最長ステージとなる31.04kmの“スリーピングウォーリアー”という3本のステージを、日中のサービスを挟んで各2回走行する。SS8~13の合計距離は150.88kmも4日間で最長となり、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は405.74kmに上る予定だ。

