ラリー・メキシコに向けて、チームはスペインで高地グラベルテストを実施済み。なお、ラトバラがヤリスWRCをグラベルで走らせたのは、これで2度目のことだ。
「(海抜)約2000メートル付近でテストをした。感触はかなり良かった。ただ少し不満も残ったよ」

「本来は2300メートルまで駆け上がるつもりだったんだ。ただ、2000メートルを超えると一面の銀世界でね。ラリー・メキシコのテストにはならなかったんだよ!」
なお、このスペインテストに関しては、一部ソーシャルメディアなどでラトバラが操るヤリスWRCが横転する動画が公開されている。
ラトバラも「横転したことは事実だ」とコメント。しかし、アクシデントによるダメージは軽微で、その後もテストを続行したという。
「あの横転は、これまでのキャリアのなかでもっともダメージの少ないアクシデントだったよ」
「あの時はリヤにすり減ったタイヤを装着していた。どういったフィーリングなのか、確かめたかったからね」
「コーナーへ向けてブレーキングした際、道路脇のグリップが低いところにマシンが乗ってしまった。そこでリヤのスタビリティを失って草やぶに横転してしまったんだ」
「このアクシデントでリヤバンパーを破損した。マシンフロントにも多少のへこみができたし、ドアにも擦り傷ができた」
「でも、それ以上のダメージはなかったんだ。だから、その後もテストを続けて、100キロは走り込んだよ」