この日SS2番手タイムを記録したヨーターは、「明日は一番を狙う」と意気込む。
「今日は、ほぼ良い一日だったと思う。ハイスピード区間ではペースをつかむためにプッシュし、もっとも速い走りを目指した。岩の多いセクションではマシンを守り、ダメージを受けないような走りに努めた」
「もちろん明日は、今日よりも良い結果を得られるよう頑張るつもりだ。ひと言で言えば、明日は一番を狙うよ!」
大会連覇を狙うチーム三菱ラリーアートを率いる増岡浩総監督は、「2日目が終わり、チャヤポン(・ヨーター)選手と田口(勝彦)選手は快調に走っています」とコメント。
「チャヤポン選手は総合4番手と、いい順位で走れていると思います。田口選手は残念ながらミスコースで遅れてしまった部分がありますが、いずれにしてもクルマの仕上がりはいいので、これからペースを上げていきたいですね」
「明日からは中盤戦です。路面コンディションが悪くなる可能性もありますが、我々の『トライトン』は、どんな路面でも確実に走る力がありますから、徐々にポジションも上がっていくと思います」
その競技3日目は、タイ国内での最後のSSとなり、サトウキビ畑やゴム農園が広がるエリア、集落と集落をつなぐ細かい道などバラエティに富んだコースが選手たちを待ち受ける。スリンとウボンラチャタニを結ぶレグ3のSS距離は179.63kmだ。


