更新日: 2023.08.23 02:51
新型トライトン、デビュー戦で3位獲得。三菱ラリーアートは3台全車が完走しチーム賞を受賞/AXCR
前日に行われたSS5でステージベストタイムを刻む圧巻のスピードを見せたサンガーは、この日は完走ペースに切り替えての走行に徹した。今年で2度目のAXCR参戦となったインドネシア人ドライバーは、リスクを冒すことなくSS22番手タイムで最終ステージを走破。総合32位でラリーを終えている。
3台全車が無事に完走を果たしたチーム三菱ラリーアートは、2台以上のエントリーですべての車両が完走し、うち上位2台の合計タイムで争われる“チーム賞”を受賞。厳しいラリーを走り切ることで新型ミツビシ・トライトンの堅牢性と信頼性の高さを証明した。チームは今回の参戦で得られたデータを詳細に解析し、今後の開発につなげていくとしている。
■ラリー後コメント
●チャヤポン・ヨーター(101号車ミツビシ・トライトン/総合3位)
「全体的に今年の路面コンディションは非常に厳しかった。それでもすべてのSSを走り切ることができたし、チームのおかげで、お互いに助け合い、フィニッシュラインを通過することができた」
「もちろん、もっと上位を目指していたし、自分たちのベストポジションに復帰する、つまり優勝してトロフィーを獲得したかった」
「トライトンの全体的なパフォーマンスやドライバビリティは、言うまでもなく昨年よりも向上していた。エンジン、サスペンション、フレームなど、全方位的に改善されたという印象だ。来年はもっと強くなって、ふたたび挑戦したいと思う」
●増岡浩 チーム三菱ラリーアート総監督
「今年は想像以上に厳しい戦いだったと思います。とくに前半は入り組んだ複雑なコースで、苦しんだ部分もありました。後半は徐々にペースを取り戻し、チャヤポン(・ヨーター)選手も順位を上げることができ、最終的に総合3位という結果を得ることができました」
「もちろん悔しさはありますが、この結果は必ず我々の糧となりますし、多くのデータを収集することができました。短期間でラリーの準備をしてくれたチームのメンバーには本当に感謝しています」
「また、今回のタフなラリーで新型『トライトン』3台すべてが完走を果たしたことで、耐久性やハンドリングの良さをあらためて実感できました。世界で発売するクルマとして、自信を持って皆さまにおすすめできる完成度と言えるでしょう」
「多くの方々からのご支援とご声援、我々チームのスポンサーをしていただいている協賛会社の方々、たくさんの応援を本当にありがとうございました。この経験を今後に活かし、さらに躍進したいと思っています」
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