ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2023.08.20 12:43
更新日: 2023.08.23 02:51

新型トライトン、デビュー戦で3位獲得。三菱ラリーアートは3台全車が完走しチーム賞を受賞/AXCR


ラリー/WRC | 新型トライトン、デビュー戦で3位獲得。三菱ラリーアートは3台全車が完走しチーム賞を受賞/AXCR

 前日に行われたSS5でステージベストタイムを刻む圧巻のスピードを見せたサンガーは、この日は完走ペースに切り替えての走行に徹した。今年で2度目のAXCR参戦となったインドネシア人ドライバーは、リスクを冒すことなくSS22番手タイムで最終ステージを走破。総合32位でラリーを終えている。

 3台全車が無事に完走を果たしたチーム三菱ラリーアートは、2台以上のエントリーですべての車両が完走し、うち上位2台の合計タイムで争われる“チーム賞”を受賞。厳しいラリーを走り切ることで新型ミツビシ・トライトンの堅牢性と信頼性の高さを証明した。チームは今回の参戦で得られたデータを詳細に解析し、今後の開発につなげていくとしている。

■ラリー後コメント

●チャヤポン・ヨーター(101号車ミツビシ・トライトン/総合3位)

「全体的に今年の路面コンディションは非常に厳しかった。それでもすべてのSSを走り切ることができたし、チームのおかげで、お互いに助け合い、フィニッシュラインを通過することができた」

「もちろん、もっと上位を目指していたし、自分たちのベストポジションに復帰する、つまり優勝してトロフィーを獲得したかった」

「トライトンの全体的なパフォーマンスやドライバビリティは、言うまでもなく昨年よりも向上していた。エンジン、サスペンション、フレームなど、全方位的に改善されたという印象だ。来年はもっと強くなって、ふたたび挑戦したいと思う」

●増岡浩 チーム三菱ラリーアート総監督

「今年は想像以上に厳しい戦いだったと思います。とくに前半は入り組んだ複雑なコースで、苦しんだ部分もありました。後半は徐々にペースを取り戻し、チャヤポン(・ヨーター)選手も順位を上げることができ、最終的に総合3位という結果を得ることができました」

「もちろん悔しさはありますが、この結果は必ず我々の糧となりますし、多くのデータを収集することができました。短期間でラリーの準備をしてくれたチームのメンバーには本当に感謝しています」

「また、今回のタフなラリーで新型『トライトン』3台すべてが完走を果たしたことで、耐久性やハンドリングの良さをあらためて実感できました。世界で発売するクルマとして、自信を持って皆さまにおすすめできる完成度と言えるでしょう」

「多くの方々からのご支援とご声援、我々チームのスポンサーをしていただいている協賛会社の方々、たくさんの応援を本当にありがとうございました。この経験を今後に活かし、さらに躍進したいと思っています」

連覇は逃しがしたものの、新型トライトンに初の表彰台をもたらしたチャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組(チーム三菱ラリーアート) アジアクロスカントリーラリー2023
連覇は逃したものの、新型トライトンに初の表彰台をもたらしたチャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組(チーム三菱ラリーアート) アジアクロスカントリーラリー2023
チャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組。セレモニアルフィニッシュの会場となった世界遺産プラーサート・ワット・プーにて
チャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組。セレモニアルフィニッシュの会場となった世界遺産プラーサート・ワット・プーにて
総合8位でフィニッシュしたチーム三菱ラリーアートの田口勝彦/保井隆宏組(112号車ミツビシ・トライトン) アジアクロスカントリーラリー2023
総合8位でフィニッシュしたチーム三菱ラリーアートの田口勝彦/保井隆宏組(112号車ミツビシ・トライトン) アジアクロスカントリーラリー2023
アジアクロスカントリーラリー2023結果 SS6後
アジアクロスカントリーラリー2023結果 SS6後(PDFが開きます)
デビュー戦となったアジアクロスカントリーラリー2023で、全車完走を果たしたチーム三菱ラリーアートの新型『ミツビシ・トライトン』
デビュー戦となったアジアクロスカントリーラリー2023で、全車完走を果たしたチーム三菱ラリーアートの新型『ミツビシ・トライトン』


関連のニュース

本日のレースクイーン

GTNET × C-WEST/東京オートサロン2025
小湊美月(こみなとみづき)

ラリー/WRC Photo Ranking

フォトランキング