「いくつか難しいセクションがあったが、幸運なことに太陽が出て路面がすぐに乾いてくれたので、それが自分たちにとっては助けになった」と語ったオジエ。
「優勝争いに加わり、望んでいたようにトップにかなり近づくことができて良かったよ」
僚友のロバンペラは、初日のスーパーSSに続き今朝のSS3で今大会2度目のベストタイムを記録し総合2番手に浮上するも、こちらは路面が乾いてきた午後のステージではルーズグラベルによりタイムを失いトップ2に離されてしまう。それでも順位は3番手と表彰台圏内につけている。
総合12番手で競技2日目に入ったエバンスは確実性の高い走りを続け、一日の最後には3番手タイムをマーク。総合4番手に順位を上げてデイ3を迎えることとなった。日本人ラリードライバーの勝田は午後のステージでペースを上げ、総合5番手のエサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1)と9.6秒差の総合6番手につけている。
「難しいコンディションのステージが続いたが、全体的にとてもうまくいった」と語るのは、全日本ラリー第7戦『ラリー北海道』に参戦中のヤリ-マティ・ラトバラ代表の留守を預かるカイ・リンドストロームだ。
「セブ(セバスチャン・オジエ)とティエリー(・ヌービル)によるトップ争いは拮抗していて、彼らがお互い少し違う戦略を取っていたことは興味深く、このような戦いは明日も続くと思う。また、彼らの後方では、我々のドライバーたちが接戦状態にあるので、デイ3は重要かつタフな一日になるだろう」
「明日のステージは、レッキ時はまともに走ることができないようなコンディションだったが、オーガナイザーが素晴らしいサポートをしてくれて、今日彼らがステージを走った時に撮影した映像を受け取ったので、今晩それをチェックすることで明日どのような路面を走行するのか予想し、理解を深めることができるはずだ」
そんなデイ3はラミアのサービスパークを中心に、3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。今大会最長28.49kmの“カロウテス”を含むSS7~12の合計距離は141.52kmに達し、4日間で最長の一日になる予定だ。

