「ギリシャでの事前テストができず、シェイクダウンもなかったこともあって本当に難しい週末でした」と、自身が直面した困難を振り返った勝田。
「いきなり最初のステージに臨むのは大きなチャレンジでしたが、それでも最後までラリーを走りきることができました。素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝します」
勝田は今大会について「いくつか問題が起こったり、パンクを2回喫したことでタイムをかなり失ってしまいましたが、それを除けばペースは昨年に比べて格段に良いものでした」と手ごたえを滲ませた。
「もちろん、自分のパフォーマンスに完全に満足しているわけではありません。しかし、このようなラリーで本当に改善すべき点も見つかったので、ポジティブな面もネガティブな面もありましたが、それがすべて今後に役立つと思います」
「カッレ(・ロバンペラ)、そしてエルフィン(・エバンス)とともに素晴らしい結果を残したチームに大きな祝福を送りたいですし、次のチリではベストを尽くして戦いたいと思います」
勝田の次なる戦いは9月29日~10月1日にかけて南米のチリで開催されるWRC第11戦『ラリー・チリ・ビオビオ』だ。ラリー・チリは2019年に初めてWRCとして行われ、今回で2回目のWRC開催となる。前回大会では勝田はWRC2に参戦し、自身2度目のクラス優勝を飾っている。

