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 予選ヒートの成績や各セクターのベストを繋ぎ合わせれば、ローブとアンダーソンは前回のドライバーペアのなかで“最速のふたり”と呼べる組み合わせだったが、そのペースを表彰台フィニッシュにつなげることは叶わず。第5戦ではチームの今季最高成績に並ぶ4位を得たが、第6戦では6位に留まった。

「前回は本当に力強いパフォーマンスを見せられたけど、パンクやグリッドポジションの不運が私たちとポディウムの間に立ちはだかった」と語るのは、ローブとの再タッグが決まったアンダーソン。

 そのWRC王者と同じく今季のWorldRXでも、引き続き同郷スウェーデンのPWRレーシングを母体としたCEディーラーチーム・バイ・ボルボ・コンストラクション・イクイップメントからエントリーし、オリジナルモデルの『PWR RX1e』をドライブする彼女も「私たちはカムバックに向け飢えているし、成功するために全力を尽くすつもり」と、伝説の“ナイン・タイムス・チャンピオン”に同調する。

「私はサルディニアのトラックが大好き。なぜなら楽しいだけでなく、誰にっても容赦ないものでもあるから。7月のイベントでは、このサーフェスがセブにも私にも非常によく合っていることが分かった。それこそがチャンスよね」

 このペアリングを再現させたABTのCEO兼チーム代表のトーマス・ビアマイヤーも「セブがふたたび我々のチームの一員になったことを、とてもうれしく思っている」と付け加えた。

「我々は皆、彼と一緒に仕事をするのをとても楽しんでいるが、同時に少し『未完の仕事』のような気分でもあるね。なぜならクララとセブは力強いパフォーマンスで7月の優勝候補に入っていたことは明らかだからだ。今、彼らはサルディニアでの新たな大会で2度目のチャンスを得ており、それを最大限に活用する決意をしているところだ」

「このサーフェスがセブにも私にも非常によく合っていることが分かった。それこそがチャンスよね」とクララ・アンダーソン(左)
「このサーフェスがセブにも私にも非常によく合っていることが分かった。それこそがチャンスよね」とクララ・アンダーソン(左)

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