更新日: 2023.09.21 16:07
最年少FIA RX2e王者ヴィクトル・ブランクス擁するVMVがナイトロクロスへ。北米で2台体制を構築
チーム代表を務めるバート・ブランクスは、北米で始まった新生シリーズの急速な成長も、チームの次のステップにとって魅力的な選択肢になったと付け加えた。
「シリーズで使用するトラックやメディア報道、イベントを含むフェスティバル的な雰囲気、そしてソーシャルメディアでのリーチにより、このナイトロクロスは比類のない財産を築きつつある」と続けたブランクス代表。「このシリーズはモータースポーツの次の進化の方向性であり、我々はそれに参加できることに興奮している」
次戦は11月10~11日にアリゾナ州フェニックスで開催される、おなじみワイルドホースパスでの1戦となるが、このラウンドを経てVMVは最高出力1080PS(800kW)、0-100km/h加速約1.4秒という専用車両2台をスタンバイすることに。
その上で、初代王者兼シリーズ創設者のトラビス・パストラーナ(バーモント・スポーツカー)や、ラリークロス界の“重鎮”たるタナー・ファウスト(XITEエナジー・レーシング)、北欧の雄であるケビン・エリクソン(オルスバーグMSE)や王者ドレイヤー&レインボールド・レーシング・ウィズ・JCレーステクニーク(DRR JC)のアンドレアス・バッケルドやフレイザー・マッコーネル、そしてチャンピオンのロビン・ラーソンらと対峙することになる。
この新カテゴリー創出へ約1100万ドル(約16億3000万円)の投資を行ったというナイトロクロス社長のブレット・クラークも、新規参入に歓迎の意を示し「我々としてもVMVレーシングをナイトロクロスに歓迎し、グループEでヴィクトルがステアリングを握る姿が見られるのを楽しみにしている」と語った。
「代表のバートとVMVレーシングが、我々ナイトロクロスに信頼を寄せてくれたことを光栄に思う。また、ヴィクトルのような次世代の才能が、キャリアを次のレベルに引き上げるためのプラットフォームを提供できることに興奮しているよ」