投稿日: 2023.11.01 17:47
更新日: 2023.11.01 17:56
更新日: 2023.11.01 17:56
WECで活きるスーパーGTの経験。平川車担当の“日本育ち”レースエンジニアが明かすル・マンの悔しさと野望
Kazushi Nakano / autosport web
まもなく2023年シーズンが終局を迎えるWEC世界耐久選手権。最終第7戦バーレーン8時間レースのメイントピックは、トヨタGR010ハイブリッドとフェラーリ499Pによるドライバーズタイトル争いとなるだろうが、そこではひとりの“スーパーGT/スーパーフォーミュラ出身エンジニア”に注目したい。
彼の名前は、ライアン・ディングル。今季からトヨタGAZOO Racingで平川亮組8号車のレースエンジニアを務めている。長く日本でキャリアを積んできたことから、彼の名前や顔を覚えている日本のファンの方も多いだろう。
2019年、オートスポーツ誌に掲載したインタビューで「夢はF1エンジニア」と語っていたディングル氏。彼はなぜ日本を飛び出し、世界の舞台で戦うようになったのか。そして、今年WECのやル・マン24時間は、どんな意味のある経験となったのか。9月、第6戦富士に“帰ってきた”ディングル氏に話を聞いた。
■加入のきっかけは小林可夢偉からの連絡