ロッシやシューマッハーを歓迎するWEC。エントリー選考は「理論的で正しい決断」だったとルキアンCEO
来季2024年のグリッドは、ハイパーカーとLMGT3を合わせて14ブランドという、シリーズ始まって以来の記録的な数のメーカーが参加すると同時に、バレンティーノ・ロッシやミック・シューマッハーなど著名なドライバーがWECデビューを果たすことで、さらに華やかさを増す。
元F1ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルやジェンソン・バトンもグリッドにつくと噂されているが、まだ確定はしていない。
これらのビッグネームが集まることはシリーズにとって、間違いなく良いことであるとルキアンは語った。
「我々はいま、複数のビッグネームや有名ドライバーを惹きつける力を持っている。バレンティーノ・ロッシがいい例だ」と同氏。「ミック・シューマッハもまたいい例だね」
「これは間違いなくチャンピオンシップにとって良いことだ。私たちは観客を増やしたい。そのためにはビッグネームが必要なんだ」
「耐久レースに参加しているドライバーたちは本当に素晴らしいドライバーたちだが、彼らはスペシャリストだということも強調しておきたい」
「1台のマシンに3人も乗っているため、F1と同じようにメディアに取り上げてもらうのは、はるかに難しい。しかし、もちろん著名なドライバーを迎えることはWECにとって非常に興味深いことだ」
「我々はもう一度も多くの観客を集めたいと思っているし、そのためにはビッグネームを迎える必要がある。これは我々にとって非常に重要なことだ」
ルキアンは、そのビッグネームのひとりであるロバート・クビサを指名したAFコルセの3台目の『フェラーリ499P』が、ハーツ・チーム・JOTAとプロトン・コンペティションのプライベーター・ポルシェ963とともに“ハイパーカー・チームズ・トロフィー”に参加することを認めた。
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