**ルイ・デレトラズは、WECの2年連続チャンピオンであるブレンドン・ハートレーがテストに参加しないため、ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ(WTRアンドレッティ)が走らせる2台のアキュラARX-06の両方に名前が記されている。2024年に新たに登場する40号車アキュラは今週、主要なスポンサーなしの状態で走行している。コマーシャル・パートナーについては発表が保留されているためだ。
**その40号車をドライブするジョーダン・テイラーは、“彼の分身”であるロドニー・サンドストームのレーシングスーツを着てテストに臨んでいる。これは40号車のクルーが当初着用予定だったスーツが、チームの新しいスポンサーを示していたためだという。
**AFコルセのフェラーリ・ハイパーカーのドライバーであるニクラス・ニールセンは今週、リシャール・ミル・AFコルセのLMP2マシンのステアリングをルイス・ペレス・コンパンクと握り、同時にチームオーナーのロベルト・ラコルテとともにチェティラー・レーシングの47号車フェラーリ296 GT3をドライブする。
**また、ニールセンのWECの同僚であるアレッサンドロ・ピエール・グイディとフェラーリドライバーのダニエル・セラは、ともにリシ・コンペティツィオーネの62号車フェラーリで周回を重ねる予定だ。
**ターナー・モータースポーツがGTDクラスで走らせる96号車BMW M4 GT3のエンデュランス・カップ・ドライバーに、ジェイク・ウォーカーが就任した。彼はすでに決定しているロビー・フォーリーとパトリック・ギャラガーのフルシーズンコンビに加わり、デイトナ24時間ではイェンス・クリングマンがラインアップを完成させる。一方、長年チームとともに成功を収めてきたビル・オーバーレンがラインアップから外れることとなった。

■GTD/GTDプロに新しいミシュランタイヤが登場
**水曜日に4人のドライバーのうち3人を発表したフォルテ・レーシングには、チームのスポークスマンによると、ランボルギーニのファクトリードライバーが4人目のドライバーとしてデイトナ24時間に参加するという。
**Sportscar365は、アキュラARX-06がいくつかのコンポーネントの配置変更に関して、若干の再ホモロゲーションを受けていることを理解している。しかし2024年の技術規則でそのような許可を申請した唯一のLMDhモデルであるポルシェ963とは異なり、“EVOジョーカー”は保証されていないと考えられている。
**WTRアンドレッティのドライバーは、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)でアップグレードされ、ARX-06のステアリングホイールがシステムに組み込まれたシミュレーターの恩恵を受けている。ジョーダン·テイラーはSportscar365 に対し、以前のセットアップから大きく前進したと述べた。
**木曜日は多くのGTチームにとって、来年GTDプロとGTDの両方で『S9M』に代わるミシュランの2024年用新タイヤ『パイロットスポーツ・プロGT H1』での初走行となる。
**一方、ミシュランとIMSAは、WECで使用されているのと同じ命名法に従ってGTPタイヤオプションの名称を変更した。これによりSLT(ソフト・ロー・テンプラチャー)はソフトに、SHT(ソフト・ホット・テンプラチャー)はミディアム、MLT(ミディアム・ロー・テンプラチャー)はハードとなっている。GTP/ハイパーカーのタイヤコンパウンドは2024年末まで変更されることはない。
