カイローリは、育成ドライバーからワークスドライバーにステップアップして活躍したポルシェとの長い関係に終止符を打ち、ランボルギーニLMDhプロジェクトの最年少メンバーとして迎えられた。イタリア出身の27歳は自身を受け入れたメーカーに対し、次のように語った。
「このような素晴らしい機会を与えてくれたランボルギーニ・スクアドラ・コルセ、ジョルジオ(・サンナ)、そして僕を信頼してくれたアイアン・リンクス・ファミリーに感謝したい」
「来シーズンに向け、自分自身を最大限に活用する準備ができている。イタリア人ドライバーとしてイタリアン・ブランドでやっていくことは長い間追い求めてきた夢であり、明らかに僕にさらなるモチベーションを与えてくれた」
「来年のマシンについてできるだけ多くのことを学ぶことが目標だが、僕はすでにシーズン開幕に向けて準備を進めている」
ランボルギーニの発表は、COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)での2日間のテストのあとに行われた。このテストは先週デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われたIMSA公認テストに続いて実施されたものだ。
チーフテクニカルオフィサーを務めるローベン・モーアは、「オースティンのテストは、カタールでのレースデビューを前にランボルギーニSC63の開発フェーズを締めくくるものだ」と説明した。
「初日に最速タイムを記録したデイトナ・テストで実証されたように、全体的にはこれまでのプロジェクトの成熟度に満足している。もちろん、カタールまでにやるべきことはまだたくさんある」

