Sportscar365から、トップ5フィニッシュとLMH(ル・マン・ハイパーカー規定車)の最高位という結果に満足感はあるかと尋ねられたカンニッツォは次のように答えている。
「そうでもないよ。このとても苦い日に、甘い言葉はかけたくない」
「後れを取っているときは何かを生み出そうとするものだ。例えば、何かが起こったときのために準備をしようとする。しかし、今回はセーフティカーなどギャップをリセットするようなことが何もなかった。この場合、結果は増幅される」
「私たちはLMHカーとここにいることを嬉しく思っている。しかし、もうひとつのプラットフォーム(LMDh)と競争する限り、同じポテンシャルを持ちたいと考えている」
同氏は、フェラーリが4月19~21日に地元で開催される第2戦に向け、イモラでのレースとの間にテストを計画していることを認めた。
BoP(バランス・オブ・パフォーマンス=性能調整)について直接言及することは避けながらも、彼はルサイルでの結果は2024年の改訂されたBoPシステムの下で状況を再評価する際、ルールメーカーに充分な考えを与えることになるだろうと示唆した。
「イモラはカタールと同じくコース幅が狭く、オーバーテイクのチャンスはそれほど大きくない」と語ったカンニッツォ。
「いずれにしても難しいと思う。コーナーでアグレッシブになる必要があるため、重量が影響を与えるもうひとつのトラックと言えるだろう。攻めなければ、タイムを大きくロスしてしまうからね」
「イモラでは条件が変更され、我々がポテンシャルを発揮できること、より多くの可能性を持てることを期待している」
「このレース(開幕戦カタール)は、運営組織が何をすべきかについて多くの考えを与えることができると思う」
「今日の結果は良くなかったが、だからこそ悲鳴を上げなければならない。私たちは自分たちの仕事に集中し、ミスを犯さず、クルマを改善し続け、フェアなレースができることを願っている」

